「絶対行ってない。昨日は家にいた」
「あれは絶対七海だ。間違いねえって」
「原くんは顔見たの?」
静かに首をふる。
「七海がそんなことする子じゃないってあたし知ってるから。否定されるのとかイライラするだろうけど、ほんとに七海が行ってるような証拠見つけたらあたし殴っていいよ」
七海行こ?、というとゆっくり頷く。
「大丈夫?殴られた?」
「ううん、そういうことは相当なことがないとしない奴だから。」
あ、あたし相当なことしちゃったんだ…
少し殴られたときの事を思い出しながら、
教室に戻った。
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