「え、すごい美味しい」 少し感動していると、 「あーこの味だわー」 なんて笑って食べていた。 「そういや二人って付き合っとるのか?」 そんなあたしたちを見て、おじいちゃんは聞いてきた。 「げほっ…そんな訳ないじゃないですか」 「付き合ってはないよ?」 「そうかー…俺は好きなコンビだなあ」 おじいちゃんはくしゃっと笑う。 この笑顔はおじいちゃん譲りか。 なんて微笑ましく思った。