my sweet love~second~


「…ず!…ゆず!…ゆず!!」
暗闇の意識の中で
やっとのことで聞こえた声は
大きくて愛があって心配してる
私が聞きたかったただ一つの
龍の声だった


どうにか目を開くと
龍の顔が視界に入って
心のそこから安心した自分がいた

「ゆず?大丈夫か?ごめんな…」

「へーき…」
目を覚ましたのは良いけれど
それと同時に声を出すのも
辛いくらいの痛みに襲われた

「腹か…気づいてやれなくて
こんなことになっちまって
ほんとにごめんな…」


「りゅっのとこっ…
いこぅとしたっの…でもっ…」

「わかってる、わかってるよ
頑張らせてごめんな?
俺があっちの部屋にいたせいで…」

「もうっあやまら…ないで」

「ありがとな
てか腹いてーんだよな
薬飲むか点滴なんだよな
薬だと効くまでに時間かかるけど
点滴だとすぐだな
どっちがいい?」


もう痛すぎてなにがなんだか
わからなくなってきた
それで龍がなにを言ってたかも
もう、わかんない
「ごめっ…もうっなんだか
わかんない…」


「点滴いれるな?
とりあえずベッドまで運ぶな」
一瞬驚いた顔をした龍だったけど
すぐに切り替えて私に言ってくれた


寝室についたら
すぐに龍が用意をしてくれてた

でも私は意識だけを
落とさないように保っていた

それに龍はやっぱり気づいていて
点滴をつけると
「眠っていいよ」
と声をかけてくれた

私はその言葉を
頭で理解するより先に
体が理解していて
ふっと意識を手放した