自分で気づかないふりしてたけど
だんだんお腹の痛みが増してきて
耐えられなくなってきてる…
体を縮めてどうにか耐えてたら
窓の方に人影がみえて
龍だってすぐわかった
ガラッ
「ゆず?」
「おかえりー」
「どうした?大丈夫か?」
「お腹痛くて…
でもなんとか大丈夫」
「正直にいうんだろ?」
「大分つらい…
でもまだ我慢できる」
「わかった若干急ぐな」
「ん」
それから私は痛みと格闘していた
龍がなにを言ってたかも
どれだけ急いでくれたかも
全然わかんないくらいの
痛みとたたかった
家に着く前当たりで
大分痛みは残っているけど
うずくまっていないと
耐えられない程では無くなった
「りゅー」
「どした?」
「少し痛みひいた」
「そっか、よかったよ」
「急がせてごめんね?」
「ううんそれに、もうすぐ着くよ」
「はーい」
「部屋までも連れてくからな」
「ううんへーき」
「へーきじゃないだろ?」
「ううん、ほんとにへーき」
「ダメそうだったら途中でいえよ?」
「うん」
駐車場に着いて
最初は立ち上がって眩暈もしたけど
どうにかエレベーターまで
ゆっくりだけどたどり着いた
「なんか汗びっちょりだけど
ほんとに大丈夫かよ」
「少しは頑張りたくて」
「わかったよ」
すごく遅い私に合わせて歩いてくれる
それが申し訳なくて
すこしでも早く歩こうとすると
すぐに止められる
「ゆっくりでいいんだから」
って、いわれる
エレベーターにのって
上に行くまで少し時間がかかる
上に上がれば上がるほど
どんとん体が潰されてく感覚に
陥ってしまった
すかさず龍が
手すりに捕まってない方の
腕をつかんで支えてくれた
「圧力かかるからな」
痛みを我慢しながら
ゆっくりゆっくり家にたどり着いて
寝室につくなり
私は倒れるように眠ってしまった

