「ゆず?大丈夫か?」
「うん平気だよ」
「柚が俺を呼んでたって
言われたんだけどどうかしたか?」
「少し話そうかとおもって」
私はまたはにかんだ
「ゆず…無理に笑わなくていい」
「え、?」
「無理に笑おうとしなくていい」
「うん…」
「で、話って?」
「…理由」
「理由…?」
「死のうとした理由…」
「あぁ…」
「龍を笑わせてあげられない自分に
嫌気がさしたの…
最近笑顔の龍を見れなくて…
もし私が龍のそばにいることが
龍の笑えない原因なら
今、はっきり言って欲しい」
「そうだったのか…
ごめんな?変な誤解させちまって」
「…へ?」
ごかい、ゴカイ、誤解??
「全然そんなこと思ってない
俺にとって柚が大事な存在なのは
昔から変わってないし
俺は変わらずお前が好きだ
むしろお前がいない世界なんて
俺は考えられない」
「ぇ…?」
「こんなことになるまで
お前が悩んでることに気がつかなくて
ほんとにごめん
安心してたんだ
柚は俺のそばでいつでも笑ってるって
でもうちに帰ってきてから
無理に笑おうとしてる柚をみて
何か悩んでるって思った
でも俺にはなにもできなかった
柚こそこんな俺でいいのか?」
「私は…私はっ龍じゃなきゃ嫌!」
とめどなく流れてくる涙を
そのままにして伝えた
「俺もだよ柚愛してる」
「ごめんなさい…」
「いいよ。たすかって良かった」
「もうしない」
「約束な」
「うん」
「多分明日には退院できるから
今日はゆっくり休みな?」
「うんおやすみ」
「おやすみ」
言いながら頭を撫でてくれた
その心地よさにすぐに寝てしまった

