三人が出て行ってすぐ
不整脈の発作が出てきた
乱れ始めた呼吸を
なんとか整えようとすることで
頭がいっぱいになって
どうにか落ち着かせた
そんな時ふと頭に
死という言葉が横切った
自分でも自分が
何を考えているのかわからないまま
果物ナイフを手にとって
水が張っている湯船に向かった
気がつくと私の手首からは
血がダラダラと流れ出ていて
私は無意識に手首を
湯船の中に浸した
貧血も出てきて
頭がクラクラして
意識が朦朧としてきた
だんだん遠のいていく意識…
頭に浮かぶのは心配した龍の顔
そういえば最近龍の笑った顔見てない…
心配ばっかりさせてる…
もうダメだと意識を手放す瞬間
「ゆずっ!」
という霸瑠と悠の声が
聞こえた気がした
でも私はそのまま
意識を手放した

