そこで荘が入って来て
移ってもダメってことで
私は病室に、龍は家に、
それぞれ荘に送られた
病室に戻ってテレビをみながら
ゆっくりして気がつくと
さっき泣いたせいか
それとも龍の熱が移ったのか
顔が火照ってきた
体も熱くなってきていて
熱を計ってみると
7度8分と地味に高かった
風邪は治りにくい体質だから
入学式に間に合わないと困ると思い
ナースコールをしたら
すでに龍を送って
帰ってきたらしい荘が来てくれた
「大丈夫か?」
「体はただ熱いだけだから
まだ大丈夫」
「ちょっと聴診させてな?」
「うん。」
静かな病室で聴診をされて
次に荘が発した言葉は
私を驚かせつつも安心させた
「大丈夫だ。」
「風邪とかじゃない?」
「あぁたださっき病室から出たのは
ちょっとまだはやかったな
マスクしてたからよかったけど
まだ免疫がなくて
それに泣いて疲れたから
熱が出て来たんだと思う」
「そっか…」
「まぁでもとりあえず
安静にしとけば明日にはひいてるよ」
「うん。ありがとう」
「いま氷枕持って来たから
これ頭のしたに敷いて
今日はもうやすんだら?」
「うんそうする。
龍が完全復活する前に治して見せる」
「あぁそうだな
あいつはあいつで
きっとまた無理するから
俺が熱が完全に引いてから
2日経つまでドクターストップ
言い渡してるから大丈夫だよ」
「そんなにひどいの?」
「いやそんなことないよ
でも久しぶりだから熱が結構あってな
それで無理されたら
喘息出てくるかもしれねーから
安静にさせてるんだ」
「いま一人なの?」
「いや智に頼んだ今日はな
でも明日は俺が休みだから交代」
「そっか
明後日には退院したい」
「明日熱がひいて安静にしてて
もしあさって心音がきれいだったら
明後日退院許可出すよ」
「ほんと!?」
「あぁだから今日は寝ろ?」
「うんおやすみ」
「あぁなんかあったら呼んでくれ」
「ん…」
疲れていたのかすぐに眠りについた

