体の異常な熱さに目が覚めた
身体は芯から熱いし
何もしてないのに息切れ…
とりあえず龍に言われたように
ナースコールをして
ままならない呼吸で起きたことを伝えた
ガラッ
「ゆずー起きたー?
……ん?…」
何の反応もない私に
少し早足で近づいてきた龍
かろうじてうっすら開けている目に
龍を捉えた
「っ…ゆずっ
熱上がったね…」
龍はすぐにナースコールで頼んで
私に酸素マスクを着けた
「苦しいだろうからこれね?
外しちゃダメだからね」
龍が挟んだ体温計が音を立て
龍は確認次第眉間にしわを寄せた
すぐに看護師さんも駆けつけた
「先生っ」
「ありがとう
ゆずー?40度超えてるから
痛いと思うけどお尻に注射するね」
それからすぐに
注射の用意が出来たらしい
「ゆず?ちょっと頑張ってね
渡辺さん押さえててね」
「はい」
看護師さんに横向きに押さえられ
されるがままの私
でも注射が刺さったら
かなりの痛さに
無意識に搾り出すような声が出てしまう
「ゆずちゃん頑張って
あと少しだからね」
そう励まされながら
体は素直なもので涙は溢れるばかり
「よし終わり。
ゆずよく頑張ったね」

