少しの息苦しさで目が覚めた
時計は6時を指していて
きっと龍も起きたくらいかな…
隣でぐっすり眠ってる悠を
起こさないように静かに寝室を出た
龍の姿がなかったから
そのまま近くの壁にもたれつつ
座り込んで屈めた体で
ゆっくり呼吸しようと心がけた
「柚…?柚!
どうした?苦しいか?」
声が聞こえたと思ったら
龍が駆け寄ってきた
「ちょっ…と……」
「音聴くからちょっと待って」
バタバタと焦っているのか
少し音を立てながら
聴診器片手に戻ってきて
すぐに音を聴かれた
「喘息かな。ちょっと疲れが出たかな
はい吸入
ゆっくりねゆっくり」
吸入をしてしばらく
ゆっくり呼吸をし続けると
だんだん苦しさがなくなってきた
「もう…大丈夫
ありがと」
「うん良かった
今日やっぱちょっとだけ
荘来てもらおっか
もし1人で苦しくなったら困るからさ」
「大丈夫だよ多分
吸入があれば」
「んーまぁちょっときて
大丈夫そうだったら帰るみたいな
そんな感じにしてもらうからさ」
「はーい
ねぇ悠起こさなくていいの?」
「あ、あいつ予定あるんだよな?今日」
「って言ってたけど…」
「俺起こしてくるから
ちょっとソファでゆっくり休みな
ソファまで行けるか?」
「大丈夫」

