my sweet love~second~




「ちょっと落ち着け。
深呼吸して?」

「もう…ハァハァ
こうやって少し興奮するだけでっ
ハァ息上がるしっ…ハァハァ
もうやだよっ!ハァ」

息は上がるし涙はでる…

この複雑な気持ち…
ぶつけるところがなくて
思わず点滴台を殴り倒して
ベッドから降りて
病室を走って出ようとした

「ゆずっ」
ガシッと掴まれた腕は
そう簡単には振りほどけなくて…
そのままベッドの上に降ろされた

「柚。とりあえず落ち着こう
ゆずの知り合いとか
そんなこと全部関係なくして
俺は医者として
今の柚をここから走って
逃げ出せはさせない

まぁそれは置いといて…

なぁ柚。
まずね。俺も含めてさ
荘も悠も覇瑠も、もちろん龍も。
皆それぞれたくさんの願いとか
希望とかわがままとかあるじゃん

俺は思うんだけど、
こうやって性別も性格も違う五人が
もし1つの同じ願いを持ってたら
もし1人のために何かしたいって
そう思ってたらすごくない?

でもそんな奇跡ってあるんだよ。
俺ら5人は全員。
ゆずの病気が良くなるように
1日でも早く治るように。
そう願ってるんだよ?
だからね。龍と居るとか
離れていくとか関係なしに
諦めないで。
生きることを諦めないで。」