気がつくと
視界には真っ白の天井があった
痛みは治まっていて
体を起こしても大丈夫になった
時計は夕方の5時を指していて
机の上には龍の字でメモがあった
"起きたらナースコールしてね"
メモを読んで
ナースコールを押そうとしたけど
先にトイレに行った
トイレを出ようとした時
お腹に違和感を感じて
やばいと思った時には遅くて
突然の痛みに私は
膝をついてうずくまった
少し痛みが引いたら
隙を見てベッドまで行って
ナースコールを押そうと思ってはいるが
そんな私の考えは甘く
痛みは弱まることを知らず
私は床に崩れた
どうにか龍に
連絡を取らないといけないのは
自分自身わかってはいるけど
この動けなさ……
痛すぎて意識も飛びそうになる…
動けないまま
痙攣の感覚は大きくなってきて
痙攣で震えふたびに胃の中から
何かがせり上がってくる感覚に陥る
痛みに耐え意識を保つのに精一杯で
私はせり上がってくる吐き気を
我慢することはできなくて
かといって動くこともできなくて
その体勢のまま戻した
不幸中の幸いなのは
胃痙攣のおかげで自分で吐くよりも
自然と戻せて苦しみは少なかった
焦りも募り
朦朧とする意識の中視界が潤んだ
そろそろ意識も限界の頃
誰かの声が聞こえた後
トイレの床に横たわってる私の視界に
見覚えのある足元が見えて
体を起こされた瞬間
私の意識は暗闇へと落ちていった

