my sweet love~second~



龍が向かってから
看護師さんが点滴を持ってきてくれた


智が刺してくれて
看護師さんもすぐに出て行った





点滴を始めてすぐに
我慢し続けていた吐き気が限界を迎えた


「…とも……」
微かな声で呼んだけど
静かな病室のおかげで智の耳に届いた


「どうした?吐きそうか?」

どうにか頷いて
智がベッドをあげてくれた




5分ほど吐きたくても吐けない
泣きそうな気持ち悪さに耐えて
ようやく吐き出せた


「吐きたいだけ出していいよ?
我慢すると気持ち悪いの残るから」

何度か戻した後
体力的にも限界が来て
戻すために外した酸素マスクのおかげで
吐くことはおろか
呼吸すらままならなくなってきた



「ゆずよく頑張ったね
口だけ濯ごう……うん出来たね
マスクつけるよ
深呼吸して?吸ってー吐いてー
スーハー…スーハー
うん上手。ベッド倒すね」



ぐったりとしている私に
智は何も言わず体温計を挟んだ


それで自分の体の熱さに気づいた
そういえば家でも熱あったな
なんて一人で考えていた時
体温計が音を立てた