龍は怒りもせず
話を続けた
「俺も柚や悠たちと同じだった
なんで俺だけ出来ないんだろうって
何回も思ったし
神様は不公平だっておもった
でも俺は思ったんだ
俺だからこそできる事を探そうって
それでいつも身近だった医者に
なろうっておもった
こんな俺でもなれるって
人はみんな同じだけの
チャンスを持ってるんだってこと
証明してやりたくてさ笑
だからこそ柚の気持ちも
痛いほど分かってるつもりだし
俺がなれたんだから
柚は医者になれると思ってる」
「ごめんなさいっ…
あんなこといって…
龍が一番私のこと分かってるのに…」
「いいよ
そうやってぶつかってくればいい
おれも間違うこともあるし
柚だって間違うかもしれない
そんな時ぶつかり合って
お互いの正直な気持ちを
素直にぶつければいい」
「ありがとう」
「また熱上がるから寝な?」
「うん」
「おやすみ柚」
「おやすみなさい龍…」
すっきりした気持ちで
眠りにつく事ができた

