「ハァハァハァ…スゥ…ハァ」
少しずつではあるけど
だんだんと呼吸も落ち着いてきて
龍は口元の袋を外して
酸素マスクに変えた
そこでまたさっきの体制に戻して
私を抱きしめる形で
背中をさすってくれた
注射のおかげか
不整脈は薄れてきて苦しさは
殆ど無くなった
「ぁ…りがと」
「良かった…落ち着いたね」
「荘サンキュー
助かったわ」
「いやいや、それより大丈夫か?」
「柚どうした?
いきなり泣き出して…」
「ふあん…で……」
「そっか…ごめんな?
気付いてやれなくて
怖いよな。不安だよな。
手術近いのに最近調子悪いからな
泣きたい時は泣いていいよ
…でも
絶対俺の前でな」
「わ、たし…治る?」
「当たり前。俺が絶対治すよ
今は少し体が弱ってるから
心臓も弱ってるだけだよ
続けて発作起きちゃったから
不安にもなるよな
体、ゆっくり休めて
よくなったらまたすぐ元に戻るから」
「…ん」

