そう思っていたときだった
心臓が変に脈を打ちはじめた
不整脈だって気づくには
そう時間はかからなかった
心電図にはまだほとんど微かに
反応されている程度
でも私には大きな不快感として現れた
「りゅう…」
「ん?もうごちそうさま?」
「いや、、不整脈…」
私がつぶやくようにいったすぐ後
龍は医者の顔になって
聴診器を私の服の間にすべらせ
私に酸素マスクをつけた
「すぐ治まると思うからね
ゆっくり呼吸して?」
私は龍に体重を預けて
龍は私を抱きしめる状態で
私の背中をさすり続けてくれた
その手の暖かさに安心し
日に日に悪化していく心臓に
不安をおぼえて
私はその両極に挟まれて
どうしようもなくなった感情は
涙となって私の目から
止まることなく零れ落ちた

