そんな時だった
「ゆずっ!?」
悠の声が聞こえた
「ゆっう…?」
「ゆず!ゆず!
どうしたの!?」
「ご…めん…」
「ねつっ…
きゅっ救急車!」
悠の袖を必死につかんだ
「だめ…」
「ちょっとまって
とりあえず覇瑠起こしてくるから」
「ぅん…ハァ」
少しだけ息切れしてきた
そして直ぐに悠は覇瑠を
つれて来てくれた
「ゆず!大丈夫!?」
そういって覇瑠は私の頭を
自分の膝に乗せてくれた
「この熱じゃ龍たち呼んでも
待ってられないよ
救急車呼ぼう?」
「めぃわくっかけるハァハァ」
「大丈夫。大丈夫
今から呼ぶから
もう少しだけ頑張って?」
「っごめん…」
その会話をきいて
悠が急いで電話をしてくれた
そこからどんどん体調は悪化してきて
悠や覇瑠が
声をかけてくれては居たけど
ほとんど頭に入ってこなかった

