あれから50分ほど経ったころ…
ようやく不整脈の発作も
微かに感じる程に治まった
熱のほうは
解熱剤の強い注射をしたから
少しずつ下がってくるらしい
不整脈の点滴と作用して
副作用が打ち消し合うから
副作用がほぼ出ないらしい
「大丈夫か?ゆず」
「ぅん…」
龍に声をかけられたけど
未だかなり高い熱で頭は働かず
言葉を発するのも憂鬱…
「びっくりしたよな…
少しの間集中治療室に移動しような
病院では薬飲むほうじゃなくて
点滴で入れておくから
気にしないで大丈夫だよ
なんかあったらすぐナースコールしてな
携帯、枕元に置いておくから
俺に連絡してもいいから」
「ぁ、りが…と」
「はいよ」
龍は話しながら
頭を撫でていた手を止めて
私をベッドごと動かした

