それから雑談をしながら
ソファのまえに座って
覇瑠が起きるのを待っていた


暫くすると
覇瑠が目を覚ました

「覇瑠?大丈夫か?」
私も龍も声をかけずに見ていた

「なんで…」

「仕事終わった」

「……大丈夫」

「大丈夫じゃない。」

「なんともない」

「熱あるし喘息でてる
これでなんともないの?」

「ん」

「怒るよ」

「もう…おこってる…ゲホッ」

「それは今朝のこと」

「ごめ…ん」

「行かないほうがよかったろ?」

「ん」

「これからはちゃんと
体調悪かったら休む。分かった?」

「ん。」

「おれも朝から怒って悪かった
ちょっと診たいんだけど起きれる?」

覇瑠の体を起こして
診察をはじめた