「はやくない?」
そういいつつも
リビングの扉を開けて中に入れた


「おかえり」

「おーありがと柚」

「はやくね?荘」

「早めに切り上げて来た
覇瑠は?」

「そこ。ソファーで寝てる」

「具合は?」

「熱は多分さっきより上がってる
んで、心音相当悪いから
発作も時間の問題
症状きいたら怠いだけだから
多分疲れただけだと思うけどね」

「さんきゅほんと」

「さっき起きたんだけど
荘くるって言ったら
うわ言みたいに大丈夫連呼してた
だから横にして布団かけたら寝た」

「まじか…
じゃあ起きるまでは
そっとしといたほうがいいか」


「ちょうど覇瑠とお前の分も
夕飯あるしゆっくりしてけよ」


「ほんとありがと」