ゼリーをゆっくりだけど平らげて 薬も嫌そうに顔をしかめたけど ちゃんと飲んでくれた 「覇瑠診察させて」 「………」 「音聞かせてくれて 問診答えてくれればいいから」 「ん。」 黙って覇瑠は服を持ち上げて 聴診をうけた 「少し喘鳴あるけど苦しい?」 「少しだけ…」 「他には?」 「怠い…」 「頭とか喉は?」 「大丈夫」 「そっか。ありがとな ベッドで寝ていいよ」 「え、でも…」 「いーの 病人はそんなこと気にしなーい」 「…ありがと」 覇瑠を寝室に連れてったら すぐに眠りについた