授業説明が早く終わったおかげで
サークルの見学に早く行ける
って話しながら皆バタバタと
出口に向かっていた
そんな様子をみながら
私たちは生徒の波が落ち着くのを待った
5分位で教室から
ほとんどの生徒がいなくなり
私たちを含めて10人程度になった
「病院隣だし、私1人で大丈夫だよ」
「だーめ。
ちゃんと受付までお供するって約束」
「そーそー。
それに1人で行かせたら
柚途中でぶっ倒れそうだし」
「大丈夫だよ笑」
「大丈夫そうな体つきしてないから笑」
「とりあえず今日は甘えなさい」
「ごめんね…」
「なんでよー
私たちこの後なんも用事ないし
帰るだけだから暇なのよ」
「ありがと。」
それからゆっくり立ち上がって
私たちは校舎を出て
隣にある行き慣れた病院に足を運んだ
受付までって荘と智に
約束したみたいだけど
外来の受付は菌が多いから
2人には帰ってもらった
私も龍に渡されていたマスクをして
外来の受付に診察券を渡して
待合室に腰を下ろした

