my sweet love~second~


呼び出された智は出て行き
私と龍の2人になった


私は天井を見ながら口を開いた
「りゅう」

「ん?」

「学校さ…行きたい」

「あぁ分かってる
ただ体の問題なんだよ」

「うん…そうだよね」

「音聴かせて?」
そう言いながら龍は
私に掛かってるタオルをとって
服を上げて聴診をし始めた





暫くの沈黙の後
龍が躊躇いながら口を開いた

「まだ少し…な
完全に体調良くないだろ?」

「うん…」

「明日授業選択の日だろ?
それに行きたい気持ち分かるし
俺も行かせてやりたい
だから今日は何にも考えないで
取り敢えず安静に寝ろ」

「分かった
少しでも良くなるように寝る」


それから沈黙になり
龍は私のそばに座って
私を眠らせようと肩をリズム良く叩いて
私は睡魔に誘われて
そのまま眠りについた