5キロはさすがにやばい…
そう思いつつも
不整脈の息苦しさは私の思考を
プチプチと切って
なにも考えられないようにする
いつもなら
そんなに気にならない程度なのに
一人で居るという不安と
龍が帰ってくる前に
止めなくちゃという思いで
焦って冷静になれないでいた
そんな中
タイミング悪く龍から電話が来た
出ようか迷って居ると
通話ボタンを押してしまった
『もしもし?
もしもーし?ゆず?』
「…はい」
『今病院ついたよ
資料とったら家帰る』
「あ、…うん」
『智が不整脈の話してたけど
大丈夫そうか?』
「うん」
『なら良かった
じゃあもうすぐ帰るから』
それで電話は切れた

