胸の違和感で目が覚めた
外からは龍の声が聞こえた
電話してるみたいだった
そんな中胸の違和感は
再び襲ってきた不整脈だった
龍は電話してるし声かけられない
そう思って一人でなんとか
落ち着こうとした
一人で目を瞑り深呼吸をして
何にも考えないで呼吸だけを
ゆっくりしてたら
暫らくしたらどうにかおさまった
不安は募る一方で
私は暗闇の中に
1人残されてるみたいだった
でも唯一私を安心へ導いてくれるのは
扉の向こうから聞こえてくる
龍の声で、だから
龍と話したい、顔を見たい
そう思ってるだけで、
龍のことを考えてるだけで
その暗闇には光が差し込んでいて
私は安心に包まれる…
「大丈夫か?」
私の望んでいた声が耳に届いた
私は目を開いて姿を捉えた
私の目の前に来た龍はしゃがんで
目線を合わせてくれた
「またでちゃって…」
ようやく整った呼吸で答えた
「やっぱりな…ごめんな?電話してて」
わたしは首を横に振った

