覇瑠の病室を後にして
車に戻るかと思いきや
龍は立ち止まった
不思議に思っていると
龍が口を開いた
「今日は智来てるけど会うか?」
「会いたい!」
「わかった
じゃあ会いに行くか」
暫く歩いて
見慣れたあるところに着いた
「柚体調悪いだろ。
無理すんなっていったろ」
「ごめん…まだ大丈夫だから」
「ったくしょうがねーな」
ブツブツ言いながらも
龍は智の診察室の扉を開いた
「おぉびっくりしたよ
いきなり入ってくるから笑」
「わりーわりー
覇瑠の見舞いに来たんだけど
あいつ風邪ひいたみたいだからさ」
「あぁそっか
朝から荘が騒いでたよ笑」
「てかお前があいつのこと
しっかり見てやってくれよ」
「やっぱり気づいたか
俺も言ったよ
だし、倒れて点滴もしたけど
あいつ言うこと聞かねーんだよ
どうしても覇瑠のそばにいたいって」
「そうなのか…
まぁ次倒れたら強制ベルトでも
何でもいいからあいつには
休ませろ
俺のこと呼んでくれて構わないから」
「おぅわかった」
私は二人の会話を聞きながら
だんだん辛くなってきた体で
立っているのもやっとだった
「りゅぅ…やばいかも」
「わりぃ気づかなくて
大丈夫か?」
そういって龍は私を姫抱きにして
楽にしてくれた
「ベッド使うか?」
「おぅさんきゅ」
「てか柚まだ万全じゃないのか?」
「ほとんど大丈夫なんだけどさ
体力が回復してなくて
すぐ貧血みたいになっちまうんだよ」
「そうなのか…」
「ちょっと疲れさせすぎた」
「…だいじょうぶ」
「こうゆうときは無理しないの」
「だいじょうぶ…だから」
「わかってるよ大丈夫だ
薬は使わないよ
少し休んだら家に戻ろう」
「ん」

