「もう真面目に答えてよ!」

「答えてるよ。もう大真面目」

陵はようやく向き直ると、クラスの女子を見つめた。


「ならさ、あたしと付き合ってよ」

「それ何回目?俺何度か言われたきぃするんだけど」

「ざっと5回目!」

「俺さ、全部断っただろ。もういい加減諦めろよ。あー、、」

陵が何かを思い出すように言葉を切った。