「健太さんはきっと皐月のせいだなんて
思ってない!

もう自分を許していいんだよ。



自分を責めて、体調壊して、死にかけるなんて健太さんは絶対に望んでない。

分かるだろ?

健太さんが愛した一番大切な女性(ヒト)なら」



皐月は涙をボロボロ落としながらも

うん、うん。と頷いていた。



陵は皐月が落ち着くまで優しく頭を撫でて
いた。