次の日、和樹と2人で皐月のお見舞いへ行った。


「陵ちゃんに和くんまで!
ごめんね。ありがとう」


皐月はいつものような笑顔で言ったが、まだ覇気が無く、弱々しかった。



「あ!無理して起き上がらなくていいよ!」

和樹がそう言っても、皐月は大丈夫だからと
上半身を起こした。