「ほんと何でそんな学校行くの嫌なの?」

「関係ねーだろ」

「前はどんなことがあっても学校行ってたのにさあ」

「だーかーら!関係ねーだろっつの」


陵は堤防の上に飛び乗った。

「それにあんなにモテモテなのに。行きたくない訳が僕にはさっぱり分からない」

和樹がチラリと陵を見た。