恋の華が舞う季節

初めて私を見つけてくれた公園に、秦はいた。


私に気がつくと、また抱きしめる。



「好きだ……」


「うん……」


「一生、結衣だけを想う――」


「うん」



私は貴方の腕の中で


ゆっくりと、そこにいる貴方の温かさに埋まった。



「秦――……。私も、大好きだよ」



「え?」



「何? どうかした??」


「は……初めて……だったから」


「は?」


「その……。お前から、好きって言ってくれたの」