何も言わないんだね……。
私が聞かされた真実について。
「結衣」
自然と体が震える。
「俺は、お前の中にいるアイツの存在を、消したかった……。
そして結衣自身が俺の事を好きになってくれるよう、それだけを想っていた」
「私っ!」
「でもお前の心は、いつだってアイツのモノだろ?」
――私の……心……
私が聞かされた真実について。
「結衣」
自然と体が震える。
「俺は、お前の中にいるアイツの存在を、消したかった……。
そして結衣自身が俺の事を好きになってくれるよう、それだけを想っていた」
「私っ!」
「でもお前の心は、いつだってアイツのモノだろ?」
――私の……心……

