そう思った時カーテン越しにある朧月が、やけに光っているように感じた。


私は……
もう、迷わない。


この気持ちは私だけが持っていて、誰かに託す事など、無理だ。


秦は私の事知りたいって言っていたけれど、絶対知ったら、同情する。


そんな気持ちで、好きになって欲しく無い。


私は独りがいい。

ううん独りじゃないといけないのよ。