ー怖い女の子達に声をかけられた日から数日…。
今日はみことがお休み。
風邪ひいちゃったそうで…。
大丈夫かなぁ?
まあ、みことなら大丈夫かな!!!
お昼休みになって、いつもの4人で食べてるところに向かう。
先に拓斗と元井くんがいた。
「あこ」「あこちゃん!」
「遅くなってごめんね。」
「全然いいよー?みことちゃんは?」
「あれ?知らないの?みことなら今日風邪で休みだよ?」
「えぇ⁉ちょっと拓斗聞いてねぇぞ!」
「言ってねぇからな。」
「何だよそれー…。」
萎えてる元井くん…。
…ん?
もしかして…
「元井くんってみことのこと好きなの⁇」
「え?今ごろ気づいたの?」
「あこ…、お前鈍感すぎだろ。」
「えぇぇぇ〜〜〜⁉⁉」
え、なに、てことは、え、みことも元井くんが好きで、元井くんもみことが好きで…
え、え、え、りょ、両思い????
きゃぁぁ〜〜〜〜!!!!!!
やったね、みこと!両思いだよ!
みこと、なかなか進展しないって悩んでたからなぁ〜。
「その調子だと全く気づいてなかった感じ?」
「うん!全く!」
「まじかぁー!てことはみことちゃんも気づいてないよな…。」
「だろうな。みこともあこも鈍感だから。」
どゆ意味だい?拓斗、くん?
あたしは鈍感じゃなぁい!
「はぁー、まじでどぉしよ…?」
「ここは男らしく告白するしかねぇだろ⁉」
「いや、ぜってぇ無理!!!!!!」
「なんだぁ?そんなこと言ってるまにみことが他の男にとられても知らねぇからな。」
「…ぅっ。そ、れは…」
「大丈夫だ!お前はかっこいい!顔だけじゃなくて性格もな。」
……しばし沈黙。
「……よしっ!俺、告るよ!」
「おぉ!決めたか!」
「え、元井くんホントに告白するの⁉」
「おう!」
きゃぁぁ〜〜〜!(本日2回目の悲鳴)
「応援するよ!!!」
「でも、俺大丈夫かな…?」
「大丈夫!!!拓斗の言う通り元井くんは顔も性格もかっこいいよ!」
「ありがとう!俺、がんばるよ!」
「うん!」
…ん?
なんか拓斗、急に不機嫌?
気のせいかな?
それにしても、みことやったね!!!!!!
