ー2人でひとしきり抱き合った後…(笑)
「…で、どうする?」
「どうするって何が?」
「だからぁ!これからも拓斗たちとお昼ご飯食べたり、なんだりして関わって大丈夫?」
そう。あんな手紙はあったものの、あたしたちは毎日お昼ご飯を拓斗と元井くんと食べていた。
みことはそんなふうにしてあたしが拓斗に関わるとまた手紙が増えたりすることを心配してるんだと思う…。
でも…
「あたしは大丈夫‼」
「ホントにぃ?」
「ホントだよぉ!」
「もしあたしのこと考えてとかだったらいいからね!」
…?
「だからぁ、あたしが元井くんとお昼食べれなくなるとか思ってるんだったらそんなこと気にしなくていいからね!あたしは自分でもアタックできるから!」
「…あぁ!ううん、違う違う。そんなこと考えもしなかった!」
「考えもしなかった?このやろ〜!」
「えへへ…」
「まあ、それはおいといて大丈夫なのね?」
「うん!こんな手紙でへこたれるなんてバカバカしい!とゆうか、拓斗には絶対言わないでね!」
「分かってるよ!」
「ありがとう…。」
「よし、そんな手紙は気にせずどんどんアタックだ!」
「…あたしと拓斗がどうにかなることは絶対ないからね?」
「あんた…、まだそんなこと言ってるわけ?そろそろ吹っ切れてると思ってたのに…。」
拓斗のことは好き…
でも…
「恋愛しないって気持ちは変わってないから……」
「あたしはもうそのことについては何も言わない。でもね、あこ。好きって気持ちはセーブできるものじゃないと思う。そのうち気付くと思う…。」
そう…なのかな…?
そうだとしてもあたしはこの気持ちは心の中に閉じこめなきゃ…。
でも…!
今回みたいなことで拓斗としゃべれなくなるのは絶対やだ!
あたしだって一応恋する女の子だもん!
好きな人と少しでも関わりたいって思うのは普通のことでしょ?
だからってどうこうするつもりはないけどさぁー…
