「ちょ、みこと待てって!みことちゃ〜ん?」
「うるさいバカ」
「はぁ〜…」
ため息…。
分かってる…
あたしが素直じゃないからすれ違うんだって…
でもそんな素直な可愛い女の子になれない…。
「もういいよ…」
女の子のところ行けばいい
「もういいよじゃねえし」
後ろから抱きしめられた…
「まじ俺バカだから、みことが何に怒ってんのか分かんない…
いつのまにかイケメン社長とデートしてるし…」
祐樹だって…
「祐樹だって…女の子といたじゃん…
昨日だって久しぶりに会えるはずだったのに…だいぶ早く仕事終わって会いに行ったのに…」
学校の友達だって分かってるけど
あたしより側にいる時間長くて趣味とか目標も似てて…
不安になるに決まってる
「…ちょっとしたヤキモチ!だからもういい!もう怒ってない!」
無理矢理祐樹の腕の中から出ようとすると
もっと強く抱きしめられて
「ごめん!俺、やっとやりたい事見つけたから早くみことくらいしっかり働きたくてさ…
でもこれからはちゃんと時間つくる!てか、みことほど忙しくもねえよ?俺」
「だからぁ!祐樹の邪魔になるからもういいってば…」
「はぁ⁉︎みことってまじバカ⁉︎」
「はぁ⁉︎バカにバカって言われたくない!」
「いやバカだろ。俺がこの道に進むって決めたの、みことの言葉がきっかけだし」
「え⁉︎」
「それに俺、服より何よりみことが好きなんだよ?みこととの時間を邪魔する物の方が逆に邪魔?みたいな!」
何言ってんだか…。
「俺はみことのもんだよ?…寂しかった?」
うぅ…ズルい…
キュンってなったし…
「寂しくなんて…あった、もん…。」
「…やばい…みこと可愛いすぎ…」
ぎゅぅ〜〜ってされるのはいいんだけど
…
「苦しいっての!」
「痛っ!…やっぱツンデレ…」
ツンデレじゃねえ!
