家に帰ると明かりがついていた




もしかして拓斗帰ってる⁉︎



やったぁ♪今日はいい日だな〜






ーガチャ




「ただいま〜」





ソファに拓斗が座ってる




「拓斗!久しぶりに帰ってこれたんだね!」





「どこ行ってたんだ?」






「みことと久しぶりに飲んできたの!

あ、ご飯食べる?残り物しかないけど…」




「携帯何回もかけたんだけど、」





「あーごめん、電源切れてたみたい!えへへ」





「えへへじゃねえだろ⁉︎」



えぇ⁉︎




「な、なんでそんなに怒ってるの?」






「怒るに決まってんだろ!

こんな時間に家にいなくて、電話してもでなくて、心配すんだろ?」





うぅ…




「だって…」





「だってじゃねえよ!

はぁ…子供じゃねえんだからもっと考えろよ。」






なにそれ…




なにそれ?なにそれ、なにそれ⁉︎






あたしだって

新婚なのに会えないの我慢して、

仕事で疲れてても拓斗のご飯作って待って、

いつ帰ってくるかわかんないから友達と遊んだりもしないで…




あたしなりに頑張ってた!…のに…






久しぶりに自分のしたいことしただけで
なんでそんなに攻められなきゃいけないの⁉︎





「友達と飲みに行っちゃダメなの⁉︎」




「そうは言ってねえだろ?」




「じゃあどうすればよかったわけ?」




「連絡のひとつぐらい入れろって話」




「拓斗だって連絡全くしてくれないじゃん!いつ帰るかもわかんないし!」





「はぁ…」




何そのため息…

疲れてるのは分かるけど、自分のこと棚に上げてるような気がしてならない!




…もう、いい








「拓斗のバカ!もう寝る!」