「まあ、ずーぅっと前の話よ?」
「そんなことないです!うちの家族の中ではずっとスターなんですよ!いや、世間的にも!すっごい綺麗だとは思ってたけど、きゃぁ〜!握手してください!」
興奮しすぎだろ、あこ…
「あこ…落ち着けよ…」
「これが落ち着いてられる⁉」
「ふふ…まだそんなことを言ってくれる人がいて嬉しいわ!でも、今はとりあえず食べましょう?」
「そうだよあこ!今日はあたしも手伝ったんだから!」
「そうだけど〜…みこともなんで教えてくれなかったの!」
「はいはい…食べるよ!」
ーガチャッ
「ただいまー」
「あっ、朔斗さん帰ってきた〜♪」
おふくろがパタパタと玄関に走っていく
「今日は早いのね〜!嬉しい!」
「早く菜瑚の顔が見たかったんだよ」
「ー///」
いちゃつきながらダイニングに入ってきた
毎度毎度の光景ながら親のこういうところは気持ち悪い…
ふとあこの顔を見ると
めちゃくちゃ目が輝いてる⁉
「…かっこいい……」
は⁉
親父見て言ってんの⁉
「何言ってんだあこ⁉」
「若いし、かっこいい…」
見惚れてるし…
なんか…ちょっとムカつく…
みことがつんつん突ついてきて
「なになにお父さんにまで妬いてんの〜
?」
「あ?んなんじゃねえし」
「ふっふっふ…へへへ…」
笑い方キモいっつの…
