「はぁ…はぁ……」
つ、疲れたぁ〜…!
混んでる電車と徒歩でヘトヘト…
でもやっと拓斗の家が見える‼
みことの家でもあるから場所は完璧!
それにしてもいつ見ても大きな家だなぁ…
うちもそこそこ大きい方だと思ってたけど、その2倍以上あるな…
じゃあさっそくピンポン押そう!
インターホンに手をのばして……いやいやいやここまで来といてなんだけど、いいのかな?
こんな突然押しかけて…
いやでもでもでもここまで来たんだから謝らなきゃ!
う〜ん…やっぱり…
ーガチャ
「ーー!」
「あ、なんか家の前にうろうろしてる怪しい人がいると思ったら…あこ、どうしたの?」
みことが出てきた。
てか、今さらっとひどいこと言ったよね?
「ちょっと…拓斗と話したくて…」
「そんなこったろうと思った。拓斗、帰ってきてから元気なかったし。」
…やっぱり……
「ちょっと待ってて〜!今拓斗呼んできてあげる!」
「ありがとう!」
「拓斗〜!!!!」
よ、呼んでくるってここからかい!笑
声大っきいなぁ〜
しばらくして
「あ?なんだよ?」
「あこがきてる。」
拓斗があたしに目をむけて
「え⁉は、なんで⁈」
「まぁ、あとは2人でごゆっくり〜」
ヒラヒラを手をふって家の中に入っていってしまった。
「拓斗…あのね……」
「…ここじゃなんだから部屋で話そう。」
「あ、うん。」
って部屋⁉
謝りにきていきなり部屋⁉
余計に緊張する‼
