あたしとお父さんは血がつながってない。



あたしのほんとのお父さんはあたしがお母さんのお腹の中にいるころに事故で亡くなった…。




お母さんはあたしが6歳になるまで女手一つであたしを育ててくれた。

でも裏でお母さんを支えてくれてたのはお父さんだったんだ。



それで、あたしが6歳のときに再婚。


7歳のときに智行が生まれたの。








お父さんはとーーってもいいお父さん!



あたしは最初からめちゃくちゃなついてた。




とっても優しいけど怒るときはちゃんと怒る、理想のお父さん。



だから大好き!



でもやっぱりお父さんはちょっとあたしに気を使ってる気がする…

気のせいかもしんないけどね?





「あこ、何ぼーっとしてんだ?早く食べるぞ。」



朝ごはんはお父さんと智行がつくってくれる。


あたしとお母さんは朝弱いのです…。




テーブルの上に並んだものを見ると…



あたしの席にはトーストと目玉焼きにハムとレタスという完璧な朝食!


お母さんの席にはお茶漬け。



あれ?


「あたし昨日朝ごはん聞かれたときにお茶漬けって言わなかったっけ?」



毎日、夜に次の日の朝ごはんは何がいいか聞いてくれるの!




「どうせおねえちゃん昨日ハンバーグたべてさっぱりしたものの気分だったんだろうけど、今日始業式で昼ごはん食べてこないから量多くしたんだけど。」



かんっぺきな分析‼



ピッタリ当たっております。



「で、まこは〆切近いだろ?だからささっと食べれるとのがいいと思って。今日もがんばれよ?」



「宣行さぁ〜ん!愛してる!」


そう言ってお母さんはお父さんに抱きついちゃってる。


「はは、僕もだよ。さ、食べよう。」



毎朝の光景とはいえ照れる…///


智行は見えてないかのように「いただきます。」って合唱してるし。




こんな個性的な家族です…笑