-数日後 学校の屋上-

「櫻井!」
祐介が走ってきた

「祐介?!ど、どうしたの!」

「いや、女たちに囲まれそうになって…、はいこれ…」
祐介がなにかを手渡したそれは…


「今日恋の前売り券…」
しかもストラップもついてる

「お前見たいって言ってただろ?」

「わざわざ買ってきてくれたの?、…ありがとう」

「どういたしまして」

「でも行くのはもうちょっと後だな」

「わぁー可愛いストラップ!」

「聞いてねぇし…」

すごく嬉しい!

「そういや潤は?」

「アイツも彼女出来たって、まぁ遊びらしいけど」

「相変わらずだね」


「悪かったね」

「「潤!」」

「彼女は?」

「あー、別れた」

「はやっ!まだ一週間も経ってないじゃん」

「え?!」
マジか

「イメージとちがうだってさ」

「まぁ、そのうちいい人が見つかるよ」

「ありがとな、じゃ
あ、祐介」

「何だ?」

「頑張れよ」

「言われなくても」

「なに話てんの?」

「いや?じゃあな」

「あぁ」

「またね〜」

潤が教室に戻った

「明日は土曜か…」
あたしは呟いた

「どした?」

「いや?また休日がくるんだな〜と思って」

「嫌なのか?」

「だって退屈だし」

「勉強しろよ…」

「あたしは頭いいから大丈夫、…それに…」

「?」

「こうして祐介と喋れない」

「え?」

「勘違いしないでよ?別に祐介と喋りたいとかそんなんじゃないから」

「…なぁ」

「なに?」

「明日暇なら俺の家来るか?」

「え?」

「俺も、休日暇だし」

「でも…」

「大丈夫だって、俺ん家親はいつもいないから、な?来いよ」

「…分かった」

そしてあたしは次の日祐介と駅で待ち合わせ祐介の家に行くことになった