ー祐介ー

冬休みはまだ終わらない
短いようで長い
家に帰る途中

(あれは…かんなの友達の…)

「おーい」

「あ、祐介さん」

「君、かんなの友達だよね」

「はい」

「敬語じゃなくてもいいよ潤の姉だろ?」

「それもそうね」
切り替えはや!

「なにしてんの?」

「あぁ、彼氏と別れちゃってちょっとね」

「ふーん」

「笑っちゃうでしょ潤の姉が別れるなんて」

涙目だ
「いんや?俺は家族関係ないと思うけど」

「そうかな…」
少し笑みがみえた

「大丈夫さ宮崎なら」

「葵でいいよ」

「あぁ、葵も魅力あるんだから」

「え?」

「がんばれよー、
あ!あのさ…」