コンビニを出て、街灯の下で駄弁る。
青白い光が私たちを照らしていた。
「あなた、失礼です。謝りもしないし、人の顔見て笑うし、失礼です。」
男はぼりぼりと頭を掻いた。
あー、とか、うー、とか言って、顔を反らしている。
私はなんだか納得できなくて、男をじっと見つめる。
意を決したように、こちらに開き直ると、ぺこりと頭を下げた。
「悪かったよ。いろいろして。」
私は、ここまでDQNが素直に謝ってくるとは思わなかったので、正直戸惑ってしまう。
いろいろして、とは強姦しそうになったことも含まれているのだろうか。
根はいい人なんじゃないの?
そんなふうにまで思っていた。
