星になる

それからと言うものの、嫌がらせは無くなり真紀にも友達ができた。
「真紀、トイレ行こう」
「うん」
真紀には宮崎美由紀と言う可愛くてしっかり者の友達ができた。
真紀の冷めたところも気にせず一緒に居てくれる。
「そーいや真紀、本田君と仲良いよね♪」
本田とは佑の名字だ。
「あ、うん。仲良いよ」
「付き合ってるの?」
「いや…まさか…」
「真紀さ、好きなんじゃないの?」
「え?」
「本田君のこと」
なぜだろう。美由紀にバレていたなんて。
隠す必要もないと思った真紀は美由紀に包み隠さず、本音を話した。
美由紀は親身になって話を聞いてくれた。
そしてアドバイスまでしてくれた。
美由紀のアドバイスはどれも真紀が納得のいくものばかりだった。