私の視線の先には
苦しそうに胸を押さえてしゃがみ込む男の姿があったから。
私はその男をほおっておくことが出来ず、すぐに男のそばに駆け寄った。
男の表情を横から見ると
とても苦しそうだった。
「あの、大丈夫ですか!?」
必死に男に声をかけながら私は男の背中をさすってあげていた。
「はぁはぁはぁ。だ…いじょうぶ…。」
そう言って顔をあげたその男は
金髪で髪はたっていて耳にはピアスの
どこから見てもバリバリのヤンキーだった。
だけど、その男はどこか悲しそうな表情をしているようにも見えた。
メニュー
メニュー
この作品の感想を3つまで選択できます。
設定されていません
読み込み中…