翌日
今日もお昼休みにエミと話していた。
私とエミは中学生の時からの付き合いで何でも話せる仲。
いつも、好きな人の話やテレビの話で盛り上がる
今日はエミに昨日の陽太のことを話した
「2年生に陽太かぁ~聞いたことないなぁ。」
「結構なヤンキーっぽかったけど。」
エミは何か考え込んで
しばらくして
急に立ち上がった。
「じゃあさ、今から2年生の所行ってみようよ!」
「えっ?」
「ほらっ、早く!」
そう言われてエミの言われるがまま、2年生の廊下に向かった
普段は1年生は立入禁止だ。
そんな私たちは上履きが学年ごとに色が違うからすぐに1年生だとバレた
「ねぇねぇ君達2年じゃないよね?どうしたの?」
私は一瞬ためらったが、エミは遠慮なしに先輩に訪ねた。
「2年生に陽太って人いると思うんですけど」
「陽太って島崎陽太だろ?あいつならサボりだよ」
「えっ?」
今度はエミより先に声が出た

