Btterflyー君の香りに誘われてー



「桜!!?」



急いで駆け寄り、肩を揺する。



「返事しろ!桜!!」



呼びかけても、呼びかけても、反応がない。



「桜っ…!!」



俺が不注意だったばかりに…!


わざわざ俺をかばったのか…?



「…れ、ん…?」



「桜!?」



微かに声を発し、そして真っ赤に染まった手を差し出す。



「ぶ、じで…っ…よ、かったぁ…」



「桜?」



「愛…し、てる…っ」



「俺もそうに決まってるだろ……」




桜の腕には、もう力はなかった。