「もう、帰ろっか」 ここで、俺が「帰る」という選択をしなければ良かったのにな… 「うん。分かった!」 「送ってく」 それから、2人でたくさん話をした。 自分の話。 友達の話。 家族の話。 学校の話。 愚痴まじりの相談。 たくさんたくさん話をした。 … 「あ、もう家着いちゃう…」 「もう…って。まだまだ家は先だろ?」 「うん…でも…」 桜はうずうずと異様な動きをしている。 「桜?」 「…」 「桜」 「キス、して…?」