Btterflyー君の香りに誘われてー



「井岡先輩っ!?」


倒れこんだ先輩の髪を少しよけて顔を見ると、真っ青だった。


「どうしよう…」


ここは、はしごを登らないと来れない場所だし…


下に運ぼうにも背負って降りられない…!


仕方ない!
とにかく保健室で毛布を借りてこよう!


はしごを降りて、保健室の泡ちゃんのところにダッシュした。









「泡ちゃんっ!!」


「美菜?どうしたのそんなに急いで」


泡ちゃん。
本名は本田泡羅。[ホンダアワラ]
(通称・泡ちゃん)
保健室の先生で、私となぜか仲良し。


「めっっっちゃ寒いから毛布たくさん貸して!」


「わ、分かった…」


泡ちゃんはせっせと保健室の毛布を集め始めた。


「じゃあ、使い終わったら返しにきてね」


受け取ると、かなり重かったけど…我慢。


「ありがとうございまーす!」




急いで保健室を飛び出した。