この電車に初めて乗ったときからトメさんと圭吾は一緒だった。そう考えると出会いってすごく素敵で大切なものだな。
私がこの電車に乗らなければ、二人に出会うことなんてなかったんだもんね。
「夢を叶えたいってキラキラして目で話す奏が夢を諦めた俺には羨ましかった。でもなんだろな。無理だろうとかバカじゃねえとかそんなのなくてさ。ただ凄いなって。叶えられそうだなって」
心地よく響く圭吾の声。私はいつも彼に元気をもらってるんだ。私の夢を二人は一番近くで見てくれている。
「・・・ありがとう。頑張るね、私」
「でも奏から夢を聞く前に俺、奏の夢を知ってた。なんたって電車の中でそんな宣言してるんだもんな。気になって次の週からずっとあの時間に乗るようになったんだ」
「えっ?!そうだったの?あはは。私、あのときはすごく興奮してたから。つい、宣言しちゃったんだ。恥ずかしいな」
「でもそれが気になった。ついでに言うとさ、実はお墓参りなんて口実で本当は奏に会うために毎週あの電車に乗ってたんだ」
私がこの電車に乗らなければ、二人に出会うことなんてなかったんだもんね。
「夢を叶えたいってキラキラして目で話す奏が夢を諦めた俺には羨ましかった。でもなんだろな。無理だろうとかバカじゃねえとかそんなのなくてさ。ただ凄いなって。叶えられそうだなって」
心地よく響く圭吾の声。私はいつも彼に元気をもらってるんだ。私の夢を二人は一番近くで見てくれている。
「・・・ありがとう。頑張るね、私」
「でも奏から夢を聞く前に俺、奏の夢を知ってた。なんたって電車の中でそんな宣言してるんだもんな。気になって次の週からずっとあの時間に乗るようになったんだ」
「えっ?!そうだったの?あはは。私、あのときはすごく興奮してたから。つい、宣言しちゃったんだ。恥ずかしいな」
「でもそれが気になった。ついでに言うとさ、実はお墓参りなんて口実で本当は奏に会うために毎週あの電車に乗ってたんだ」

