「・・・好きなんだな。この電車が」
「うん。大好き。早く運転士になりたい。そしてね、トメさんに一番の乗客になってもらうの。それが私の今の夢」
「そっか。あのさ、良かったら今日は俺と一緒に終点の駅散策しないか?せっかく来たんだからさ」
「えっ?いいの?」
「『ご褒美』」
圭吾さんが笑った。ドキドキした。
なんだろ。この気持ち。
くすぐったいような熱いようなキュッと締め付けられる気持ち。
「うん。大好き。早く運転士になりたい。そしてね、トメさんに一番の乗客になってもらうの。それが私の今の夢」
「そっか。あのさ、良かったら今日は俺と一緒に終点の駅散策しないか?せっかく来たんだからさ」
「えっ?いいの?」
「『ご褒美』」
圭吾さんが笑った。ドキドキした。
なんだろ。この気持ち。
くすぐったいような熱いようなキュッと締め付けられる気持ち。

